＜●再び魅惑の国モロッコへ●＞
モロッコは、３年前に息子のイギリス留学時に、いっしょにスペイン旅行に行った時に、訪れた国である。しかし、その時はジブラルタル海峡を渡り、北の入り口、タンジェとテトワンだけしか行けなかった。また、危険な目に遭ったりしてあまりよい印象は無かったが、いつかもう一度行こうと思っていた。なぜなら、この国にはフェズ、マラケシュなどの大観光地と共に、アトラス山脈が走っており、その最高峰ツブカル山（４１６７ｍ）には個人で登れそうなのである。また、アトラス山脈の東側はサハラ砂漠の西端で第砂丘が広がり砂漠ツアーもあるらしい。こんな魅力的な国は他には少ない。
２００９年夏。幸い２週間程度の休暇が取れそうだということで，こんなチャンスは２度と無い（いつものいいわけだが・・・）。再び、モロッコを、今度は一人で旅行することにした。
モロッコは観光立国。安宿もたくさんあり、治安も比較的良いらしい。今回も、予約なしの行き当たりばったりの旅でも問題ないと判断する。
今回は４０００ｍを越える登山が主目的であり、登山装備は欠かせない。荷物を厳選してリュックに詰め込み、貴重品はウエストポーチに、どこでも歩き回れるように軽登山靴といういつものいでたちに身を包み、さあ熟年一人旅の始まり，始まり。
◎1-マラケシュ−＞７月３１日〜８月１日
◎2-ツブカル山登山−＞８月２日〜３日
◎3-ワルザザードとアイトベンハッドウ−＞８月４日
◎4-トドラ渓谷−＞８月５日
◎5-サハラ砂漠とエルラシディア−＞８月６日〜７日
◎6-フェズ−＞８月８日〜９日
◎7-メクネス（工事中）−＞８月１０日
◎8-ムーレイイドリスとヴォルビリス遺跡（工事中）−＞８月１１日
◎9-カサブランカ（工事中）−＞８月１２日〜１３日
＜モロッコと今回の軌跡（赤）＞
＜●あとがき●＞
マラケシュのフナ広場の喧騒が、耳にこびりついて離れない。フェズの町の迷路もイヤというほど迷い、歩いた。
アフリカ大陸の入り口、モロッコは，アフリカの乾いた大地が広がる中に、昔からの町並みや人々の暮らしとヨーロッパの建物が共存する、期待通りの不思議な世界が広がっていた。
ほぼ予定通り、１５日間の旅を終え、モロッコの７つの世界遺産のうち６つを見たことになったが、その数倍以上に体験し、体感した旅だったような気がする。
高山病の症状が出たが、なんとかツブカル山の登頂にも成功した。砂をかぶりながらサハラ砂漠でも寝た。大西洋で初泳ぎもさせてもらった。また、暑い中、歩き回った後に飲んだオレンジジュースがおいしかったこと。また、さんざん探したビールは日本で飲むより、数倍うまかった。
いろいろ見たいものを見、やりたいことをさせてもらったが、その度に、生きているということが実感できた旅だった。これだから旅はやめられない。生きていることが実感できる、すばらしい国モロッコに感謝！！
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