明くる日，早起きしてホテルの窓から空を見る。昨日見損ねた，朝焼けの梅里雪山が見たいと，空を見るが星空が見えない。やはりダメか。どうしようかと迷ったが，再びタクシーで飛来寺に行くことにする。４回目の飛来寺展望台である。しかし，やはり雲で見えない。徳欽に戻る。燕門に行く東さんを見送り，近くの店で朝食を食べる。いつも通りの麺であるがおいしい。どうも、この味にすっかり慣れてしまったらしい。
９時半のバスに乗るが，ここでハプニング。切符の点検が来て，時間が違うから降りろと指摘を受ける。エッそんな・・・よく見ると確かに７時半だ。もう出ている。席は満席。しかたなく降りて次の１２時の切符を買う。昨日買った時，時間がうまく伝わらなかったらしい。切符を確認しなかったミスだ。
＜ミニトレッキング＞
しかたない徳欽の町で，時間まで時間をつぶすことにした。まず付近を歩くことにした。町を南に降り、斜面を登るミニトレッキング。上から徳欽の町がよく見える。帰りに市場もあり寄ってみる。野菜、果物、日用品にブタの頭が生々しい・・・どこの町に行っても市場がいちばん面白い。その後、徳欽の町でなにか記念になる土産を、と探したがあまり観光客相手の店が無いので、ＣＤショップに寄る。バスの中でかかっていたチベット民謡が耳に付いて離れないのだ。たくさんＣＤがある中で適当なものを買う。２０元。
＜徳欽の市場＞
１２時のバスで香挌里拉へ。来たときと同じ風景だが，何度見ても車窓から見る梅里雪山はすばらしい。バスは約６時間半で香挌里拉へ着く。そのころにはあたりはすっかり薄暗くなっていた。バスターミナル付近で，おばちゃんに偶然出会い，宿は行きと同じ宿にする。今度はちゃんと電気毛布を使う。夜，食事に町に出る。やはり観光地，賑やかである。一人で火鍋を食べる。
＜大亀山周辺の町＞
明くる日，まずは大亀山公園に行こうとするがなかなか場所が分からない。通行人に聞くがなかなか着かない。どうもこの町は苦手だ。しかたなくタクシーを拾う。古びた町の中を通り町のはずれに大亀山公園はあった。まずはお寺に参る。ここからの眺めがよく市内が一望できる。お寺のそばには大きなマニ車に似せた建物があり，ちゃんと回転していたのには苦笑する。ただし１０人くらいでかからないと回らない。
＜大亀山公園：右が大きなマニ車＞
ここで，朝食をとり，次に行きには時間が無かったため行けなかった石垰雪山に登ることにした。タクシーでも捕まえようかと思っていたら，今度は若い男性３人から声がかかる。どこか観光に行かないかという。渡りに船でその中の一人に石垰雪山に行ってもらい６０元ということで交渉。車は一応旅行会社のステッカーが貼ってある。
＜ケーブルカーで石峠雪山へ＞
車で１０分くらいでケーブルカー駅に着く。往復２２０元と高いので，帰りは歩くからと言ったが危険だからダメだと言われた。しかたなく往復の切符を買い，ケーブルカーで上がる。
途中にも駅があって乗り換える。後半はぐんぐん高度を上げてやがて頂上駅に着く。あたりは一面雪に覆われており寒い。少し登り展望台に着く。なんとここから梅里雪山が遠くに見えた。明日行く玉龍雪山山系も見える。圧倒的な展望にしばらく我を忘れる。
＜頂上から玉龍雪山を望む＞
頂上が右手に見える。ロープが張ってあって一般の人は立ち入り禁止だが，登っている人もいる。ここまで来て登らないわけにはいかない。確かに岩場は危険，這いようにして約２０分で頂上に着く。頂上にはチベット特有の塔がありタルチョがはためく。香挌里拉の町はもとより，遠く四川方面の山が見える。
＜石垰雪山（香挌里拉）頂上から梅里雪山を望む＞
たっぷり眺めを堪能した後，降りる。待っていた旅行会社の車で町に戻る。２時のバスで麗江に戻る。
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